ドッグフードで消化器を守る

愛犬の健康状態を観察し対策することで、長生きでいつまでも元気に一緒に暮らすことができます。
健康観察の方法は、元気に駆け回っているかどうかなどの行動だけでは分かりません。
一番ダイレクトに分かる方法は、うんちの状態を確認することです。

犬に多く見られる体調不良の一つとして、下痢があげられます。
よく下すけど、どのように対処すれば良いのか分からないという飼い主さんもいるでしょう。
体質によってお腹を下しやすい犬はいます。
体を冷やしてしまったり、いつも食べないものを食べたときなど一過性の下痢は特に病院に連れていくほど問題ないと言えます。

しかし、二日以上続くようなことがあれば、ストレス・誤飲・寄生虫・消化器の腫瘍なども疑われますので病院へ。
このように、犬の消化不良も人間と同じような原因です。
毎日の食事によって、消化器を守ることができます。
犬の消化器を守るドッグフードとはどんなものか考えてみましょう。

・犬にとってアレルギー症状が出る材料を使っていないこと。
小麦、牛肉など様々な犬のアレルギーがあります。機会があればアレルギー診断をして、NGの食材を知っておきましょう。
アレルギー食材を使っているドッグフードを食べると、胃腸が拒否反応を起こしてしまいます。

●質の悪い脂を使っていないこと。
カツオや鶏などの動物性タンパク質と炭水化物を主原料としている製品が多いドッグフード。
素材から出る脂もありますが、コーティングとして油を使っている場合もあります。
これが質の悪い脂を使っている可能性があるのです。
どんな脂を使っているのか明記されていない場合は特に注意しましょう。
良いものにはきちんと書いてあります。

●穀物を使用していない、あるいは良質な穀物だけを使っている。
実は、中には炭水化物の中でも穀物の消化が苦手な犬もいます。
本来は雑食ですが、あまり消化できないために腸に蓄積されてしまうことも。
コーン、大豆、大麦などのアレルギーを持っていないとしても、消化不良を起すことが多いので注意が必要です。
穀物が入っていないグルテンフリーの製品も増えてきたので、選択肢の一つに入れても良いのでは?
また、ささみを使った手作りドッグフードもおすすめです。

下痢の原因は人間と似ているとなれば、お腹に優しいドッグフードの条件も同じようなことですね。
消化が苦手なものを調べて、それを与えないようにする!これで消化器を守ることができそうです。