ドッグフードを犬種ごとに選ぶ

実に2000万匹以上の犬や猫が日本国内で飼われているといわれています。
家族の一員として生きるペットも、いつかは天命を全うします。
しかし10歳を過ぎたあたりから「覚悟をしなくちゃ…」と考えてから7~8年は生きたというケースも少なくありません。
犬が長生きしてくれると嬉しい反面、病気が増えたりするなど、これまでの育て方とは違ってくるため、戸惑う飼い主も多くいます。

昔より犬も長生きすることを前提として、その年齢にあったケアを施すと理解して飼いはじめましょう。
そのためにも、適切なドッグフード選びが大切です。
ドッグフードに関する知識と、自分の犬をしっかり観察することで、一番あったものを選ぶことができます。

メーカーによりますが犬の種類別・体格別・悩み別・年齢別などでシリーズ化されています。
きめ細かな製品作りがされているので最適なフードはすぐに見つかると思いがちですが、そのフードを食べてくれるとも限りません。
せっかくぴったりなフードを買ったのに、そもそも犬がそのフードに食いつかないのであれば意味がありません。
ドッグフードを選ぶ際には、サンプルなどを取り寄せてどんな反応なのか観察しましょう。

また、珍しい犬種を飼っている場合や、アレルギーなどがあるときは、一般的によく売られているドッグフードでは合わない事もあります。
すると売っているお店が少なくなるので、購入するにも一苦労です。
同じ犬種の飼い主同士の口コミなどで最適な販売店を見つけてください。
犬ごとのドッグフードであまり知られていないものといえば、犬の介護食や養生食があるということです。

自分では動けなくなった犬や大変な手術をした後など、一般的なドッグフードでは難しい場合はトライしてみましょう。
たとえば、咀嚼が難しくなってきたら飼い主がスプーンに取ってあげることもあります。
そんなときに最適なペースト状のささみ缶などは、喉につまらないように滑らかになっています。
低脂肪でタンパク質を多く含み、グルコサミンなども配合しています。

また、食が進まない犬には犬用の流動食もおすすめ。
ドッグフードにまぜることで適切な栄養を摂ることができます。
お母さん犬の離乳期や、病中にも使えますし、ドライフードや缶詰にも混ぜて与えることができます。
これらの介護食などは犬の高齢化が進む昨今ではますますバリエーションが増えてくると期待されています。