ドッグフードの年齢別視点

愛する犬にずっと健康でいてもらうために、それぞれの年齢にあったドッグフード選びが重要です。
飼い主しか選べない、つまり犬の健康は飼い主が買うドッグフードに左右されるといっても過言ではありません。
どの年齢にどのフードが良いのか、しっかり見極めましょう。
犬のライフステージごとに、dogfood選びで大切なポイントはこちらです。

●0歳から1歳までの成長期
産まれてから1歳までの仔犬期は人間でいうならば高校卒業程度まで。
なによりも体を成長させて、生きるための栄養がたくさん必要な時期です。
そのためドッグフードは高カロリーで高栄養で作られています。
このような仔犬用フードは4か月頃から与え始めましょう。
最初はふやかして温め、だんだんとふやかす時間を短くしてドライフードのまま食べられるようにしましょう。
1歳が近くなるとガツガツと驚くほど食べるようになり、すごい勢いでエサ皿に突っ込んでくる犬もいます。

規定の量で栄養自体は足りるようになっていますが、あまりにも食事のあとにもずっと催促するのであれば足りないのかもしれません。
うんちがウサギのようなコロコロであればフードが足りていないのでもう少し与えてあげます。
おやつを与えすぎるとクセになってしまい、今後太りやすくなりますし、ただでさえ成長期のドッグフードは高栄養なので、バランスを崩してしまいかねません。
ドッグフードとおやつは9:1の割合を心掛けましょう。

●1歳から7歳までの成犬期
1歳を超えると体の成長は止まりますので、仔犬ほど高栄養な必要はありません。
そのまま仔犬用のフードを与えていると一気に肥満になりますので、成犬期用のフードに切り替えましょう。
成犬期のころはまだまだ走りまわるのが普通です。
飼い主としても飼うのに慣れてしまい、人間のペースで生活させてしまいがち。
運動不足で太らないためにも、お散歩させて、筋肉を鍛えるようにしましょう。
この頃に虫歯になりやすくもなります。
歯磨きを嫌がるようでしたら、歯磨きガムなどのおやつを与えて、強い歯を作るようにしましょう。

●7歳以上の高齢期
肝臓や心臓などの臓器をはじめとした健康維持のため、塩分やリンなどは控えめにします。
脱水、便秘、間接の痛みなど日々トラブルが増えてきますので、高齢期のケアが充実したドッグフードを選ぶと良いです。
病気も増えてきますので、動物病院で相談の上、ドッグフードを切り替えても良いでしょう。
犬種別でさらに高齢期用のフードがあれば最適です。

これらの年齢はあくまでも目安とされています。
いきなりドッグフードを切り替えるのではなく「そろそろ考えなくちゃね」とまずは飼い主が実感して、観察すること。
それから健康状態を見て徐々に切り替えていくようにしましょう。