ドッグフードの犬種別視点

昨今、日本国内でも様々な種類の犬に出会い、飼うことができます。
それぞれ、原産地や遺伝子・体質が異なりますので、かかりやすい病気やなりやすいケガなど、留意すべき点があります。
体型や骨格によってかかりやすい病気が分かると、ケアするためのドッグフード選びも解かりやすくなります。
メーカーによっては、犬種別にドッグフードを作っていることもあります。
まずは犬種ごとになりやすい病気や留意点を見てみましょう。

●コーギー
短い脚が特徴のため、四肢の痺れや麻痺が見られ、首の椎間板ヘルニアもかかりやすい。
小さなうちはてんかんの発作も見られやすい。

●コッカースパニエル
比較的病気にはなりにくいとされているが、白内障や緑内障など目の病気にかかりやすい。

●シーズー
体は丈夫だが、目が大きいため網膜剥離など目の病気になりやすい。

●ダックスフント
胴長短足の体型のため、椎間板ヘルニアにかかりやすいのと、網膜に関する病気になりやすい。
負担がかかる関節の維持のため、グルコサミンなどを配合したフードがおすすめ。

●チワワ、ポメラニアン
体が小さいため、頭蓋骨に隙間がある。ぶつけたり、叩くような刺激に弱い。
低血糖症にもなりやすいと言われている。

●プードル、パピヨン
とてもデリケートなため、食べ物によるアレルギーや、目と耳の病気にかかりやすい。
毛が特徴的なこれらの犬種には、毛艶や皮膚の維持を目的とした配合のフードがおすすめ。

このように犬種の特徴に合わせたフードも多く販売されています。
さらに老犬になってからのタイプに分かれている製品もあり、よりきめ細かなケアができます。
必ずしも、その犬種のドッグフードを喜んで食べてくれるとは限りませんが、健康的にみたら最適なチョイスと言えますね。
違う犬種を飼っている場合は、それぞれの犬に合ったフードを選んであげないと、どちらかが病気にかかりやすくなることもあります。
多頭飼いでも一匹ずつ健康管理してあげましょう。