ドッグフードの固さ

我が家の犬にとって、一番良いドッグフードはどれだ!?
これは愛犬家にとって、永遠に答えの出ない答えですよね。
同じ犬種を飼っている飼い主同士でも意見が合わないこともしばしば。

犬の場合は今のドッグフードで良いというのは飼い主が観察してあげるしかありません。
食いつき・便の状態・毛並み・体重の推移などから、良いドッグフードを探してあげましょう。
ドッグフード選びで悩むのは「ウェット」か「ドライ」かですよね。
それぞれの違いについてまずは考えてみましょう。

●ウェットフード
レトルトパウチや缶詰タイプで販売。
密閉された容器に入っていて、基本的には一回のエサごとに開封するため、出来立てに近い味がします。開封すると、素材の薫りが漂い、犬もエサ皿に飛ぶようにやってきます。
柔らかいのでシニア犬になり、歯やあごが悪くなってきた犬も食べやすいです。

水分を多く含むので水をあまり飲まない犬も、水分補給できることは大きなメリットです。
室内犬は喉の渇きに鈍感なため、積極的に水を飲みに来ないことが多く、水分不足の状態に。
水分の摂取が少ないと、犬によっては尿が濃くなり、尿結石などの病気にかかる場合もあります。
とくに小型犬の場合は飲む水が少ないので、ごはんタイムでウェットフードから水分を補給すると良いでしょう。

●ドライフード
粒タイプのカリカリした一般的なドッグフードで、少ない量でもしっかり栄養が摂れるようにエネルギー密度が高いです。
年齢別や体型別、養生食など様々な商品レパートリーがあるため、犬に合ったフードが必ず見つかります。
飼い主としてのメリットが多く、大袋入りなどは経済的で助かります。
保存状態に気を付けていれば扱いやすいフードで、缶詰のようにゴミがかさばることもありません。

ちなみに、ウェットフードとドライフードの中間ともいえるセミモイストフードも最近は人気です。
粒上のフードながら、弾力もあり柔らかさもある半生です。
歯ごたえがあり、野菜などの素材もたくさん食べられます。
このように、それぞれにメリットがあります。
飼い主としての目線では価格や買いやすさも重要なポイントですが、犬の健康や食いつきを第一に考えて、ウェットとドライを上手に使い分けましょう。