ドッグフードの選び方を見直す

あなたにとって一緒に暮らす犬は、いたずらばかりする子どものような存在だったり、すべてを受け入れてくれる大らかなおじいさんのような存在かもしれません。
犬は動物だけれど「飼っている」というより「一緒に暮らしている」家族です。
そんな家族には、人間と同じように健康でいてほしいと思いますよね。

健康を作るのはやはり食べ物。
犬にとっては、自分で選ぶことができません。
飼い主が買ってくるドッグフードがすべてなのです。

つまり、犬の健康や一生は飼い主のドッグフード選びにかかっていると言っても過言ではありません。
そこで、今までなんとなく買っていたドッグフードの実態を知り、選び方を見直してみませんか?
様々なドッグフードが製品として販売されている中で、原材料の質の良さや管理体制の厳しさにこだわったものがある一方で、粗悪な原料をコストダウンのために使っている製品も存在しています。

それらは、パッケージの文言だけでは判断することが難しいのです。
例えば、粗悪なドッグフードの例では、得体の知れない肉や骨を原料にしている場合があります。
事故で死んでしまった飼い主のいない犬猫や、病気で死んだ家畜、安楽死された動物などをリサイクルして販売している肉骨粉加工業者がいます。
ここから販売されたものを買い、ペットフードや飼料用としている業者が存在するのです。

どこから来たのか分からない原料がドッグフードに使われていて、
それをうちのワンコが食べているかもしれない…。そう考えるとゾッとします。
また、ドッグフードのラベルに肉副産物を含む、と書かれている場合は購入を避けるべきです。
副産物とは、肉ではなく肺や肝臓などの臓器から、羽、屍、糞尿を取り除かずに使っている場合があるからです。

これらの物を使うことで、生産コストを下げている…。
あくまでも一例ですが、実際にあったことだと思うと本当に恐ろしい。
そんなものを愛犬に食べさせられますか?

粗悪なドッグフードを買わないようにするには、
買いたい製品の表示を隅から隅までチェックし、分からない用語があれば調べたり、問い合わせを行うことです。
納得がいかない成分が含まれているなら避けましょう。
これまで価格の安さを一番に考えてドッグフードを買っていたならば、選び方の基準を変えるべきです。